アメナマの泥シャン臭を五行封印する話
先日東京とって食べる生活のともさん御一行とハクレン狙いに行きました。
うどんに野草をモリモリ入れたものを錬成したりして楽しんでいたら魚がかかりました。
アメリカナマズですね。
本命ではないですが中々のサイズで嬉しいです
このハシャギようです。
ハクレンはボウズでした。
ワタと血は現地で抜きました。
過去に凄いひどい臭いのアメリカナマズに当たった事があり警戒していましたがこいつは開いた感じ臭くない。
まずは小手調べ塩胡椒と飾りのディルです。
やや皮目に泥を感じるがイケる?
というのもつかの間徐々に邪悪な香りが口腔内に立ち込めてきました。
泥と洗剤を混ぜて肉に刷り込んだ味がします。
泥シャンプーです。
コイツァひでぇ!!と一人でテンションが上がっていきます。
揚げりゃイケんだろと思いフィッシュ&チップスにタルタルを添えてイキます。
多少ましになりましたがこいつの臭いは遅効性らしく徐々に泥シャンプーが押し寄せます。
ディルが大分頑張ってくれて何とか完食できましたが単純なタルタルでは厳しかったでしょう
で問題はこいつを先の記事で上げた野肉会で出そうと思っていた所です。
本当にこの泥シャンを他人に提供していいか悩んだ所もありますが
逆にこいつの臭いを消し去り美味しく頂く事の方が面白いかな?という思考になったのでやっていく事になりました。
川魚の臭い消しといえばクネルですね。
そうですね。
このイシモチは試作を作るにあたり買ってきたものでやたら安い割にデカくいい個体でした。
ちょっと勿体ない。
試作一号機。
フルバーニアンですね。
美味い魚を使ったから美味くできて良く分からんってなりバカだなと思いました。
かなりクネル自体が強い料理なのでアメナマも御せそうな感覚を掴みました。
後日仙人太郎さんと多摩川でクネルに付け合わせるギシギシ狩りに出かけました。
そして肝心のギシギシを写真に撮り忘れ
出す予定の無いノビルばかり写真に撮ってるおバカムーブをかましました。
ギシギシは結構採れました。
これはブランデーと牛乳に一晩浸したアメナマくんです。
これをディル、ニンニク、パナードと共にフードプロセッサーにかけます。
パナードとは小麦粉とバターの混合物で飴みたいな奴です。
混ぜ合わせ成形したものです。
これを茹でてアメリケーヌソースと共にオーブンにかけます。
アメリケーヌソースは採ってきたイシガニで作りましたが写真を撮ってませんでした。
ポルンガ。
最後にディルとバターで炒めたギシギシを添えた物がこれ。
泥シャンは封印され忘却の彼方に消し去るコトが出来ました。
野肉会では概ね好評でしたがオーブンで焼いた直後の方がやや泥を感じるという意見もあり面白い知見を得られたなと思いました。
最後に野草を摘んでる時にみた春です。
こういう泥系の魚は料理してる分には楽しくて好きだなということも思いました。
またこういったツワモノと対戦したいですね。
美味しい魚が一番いいですが。
おわり